文献詳細
臨床研究
文献概要
I.まえがき
子宮頚癌患者の死因として最も多いものは尿毒症であり,この尿毒症を惹起する主要な役割を演ずるものが尿管狭窄であるといおれている.尿管狭窄をおこす原因として種々な要因があげられるが,近年子宮頚癌の放射線療法によりおこる尿管狭窄が注目されるようになつてきた。
わが教室においては,先に中川1)がこのような症例を報告している、私も子宮頚癌放射線療法中に突然無尿をきたし,1度は尿管カテテリスムスにより排尿をみたが再び無尿をきたしたため腰部尿管瘻造設術をおこない,比較的長期生存せしめた症例を経験したので報告したい。
子宮頚癌患者の死因として最も多いものは尿毒症であり,この尿毒症を惹起する主要な役割を演ずるものが尿管狭窄であるといおれている.尿管狭窄をおこす原因として種々な要因があげられるが,近年子宮頚癌の放射線療法によりおこる尿管狭窄が注目されるようになつてきた。
わが教室においては,先に中川1)がこのような症例を報告している、私も子宮頚癌放射線療法中に突然無尿をきたし,1度は尿管カテテリスムスにより排尿をみたが再び無尿をきたしたため腰部尿管瘻造設術をおこない,比較的長期生存せしめた症例を経験したので報告したい。
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