文献詳細
薬剤の研究
子宮腟部糜爛のMetallo-Chlorophyllinによる治療経験(第2報)
著者: 一宮勝也1 山村恵次1 稲田裕1 池沢新一1 清水清美1 潤田嘉朗1 平川浩一1 須賀田邦彦1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.600 - P.602
文献概要
われわれは,第1報に於いて,鉄-Chloroph-yllinを子宮腟部糜爛の局所に皮内注射を施行して,みるべき効果を得て,これを報告した(1958)。
Chlorophyllinに強い新生肉芽の発来作用のあることは,以前から認められていることであるが,鉄-Chlorophyllinに限らず,他の金属の置換体によつても同様な作用があるものと考えられる。
掲載誌情報