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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻8号

1959年08月発行

薬剤の臨床

Parahydroxy propiophenoneについての実験的検討

著者: 八尾十三1 征矢嘉行1 岡本良平1 熊坂高弘1 助川幡夫1 山上徳司1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.679 - P.685

文献概要

Ⅰ.緒言
 Lacassagne,Buu-Hoi等1)により合成されたParahydroxy propiophenone (P.H.P.)はDiethylstilbestrolの1/2に相当する分子構造を有しているが,末梢Estrogen作用が非常に少く,下垂体前葉を抑制する傾向があるとして多くの期待をもたれて登場した合成剤であり,わが国でも既に幾つかの紹介がなされている。然し乍ら此れ迄の報告をみると臨床的には種々の有効性がある事を認めているものが多いのであるが,末梢Estrogen作用,下垂体抑制等の点に関しては,異論もあり,未だその作用機転は明らかでない。本稿ではGonadotropin放出の抑制に関する問題を検討する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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