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薬剤の臨床
抗トリコモナス薬〔2—Acetylamino−5—nitrothiazole〕の薬理作用について
著者: 高橋孝1 山田重男1 海野勝男1 弓田守1
所属機関: 1東北大学医学部薬理学教室
ページ範囲:P.687 - P.691
文献購入ページに移動抗トリコモナス作用を有する薬物としては種々の化合物が知られているが最近Cuckler et al.1)は2—置換体alnino−5—nitrothiazolesに就いて抗原虫作用を検討し2—Acetylamino−5—nitro—thiazoleが最も強い抗トリコモナス作用を有する事を確め,之を報告した。其の後本薬物の臨床試験も行われ局所並びに経口投与によつて治療効果を収め得る事が確認された2)〜6)。然るに本薬物の薬理作用に就いては詳かにされて居らないので著者等は毒性,循環器系及び滑平筋臓器に対する作用等を観察したので其の成績を報告する。
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