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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻8号

1959年08月発行

文献概要

薬剤の臨床

抗トリコモナス薬〔2—Acetylamino−5—nitrothiazole〕の薬理作用について

著者: 高橋孝1 山田重男1 海野勝男1 弓田守1

所属機関: 1東北大学医学部薬理学教室

ページ範囲:P.687 - P.691

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Ⅰ.緒言
 抗トリコモナス作用を有する薬物としては種々の化合物が知られているが最近Cuckler et al.1)は2—置換体alnino−5—nitrothiazolesに就いて抗原虫作用を検討し2—Acetylamino−5—nitro—thiazoleが最も強い抗トリコモナス作用を有する事を確め,之を報告した。其の後本薬物の臨床試験も行われ局所並びに経口投与によつて治療効果を収め得る事が確認された2)〜6)。然るに本薬物の薬理作用に就いては詳かにされて居らないので著者等は毒性,循環器系及び滑平筋臓器に対する作用等を観察したので其の成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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