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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻9号

1959年09月発行

文献概要

グラフ

新生児横隔膜ヘルニアの1例

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所属機関:

ページ範囲:P.745 - P.746

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 母親は30才の初産婦。家族歴,遺伝関係,妊娠経過に特記することなし。41週1日にて回旋異常のため鉗子遂娩術により娩出。男児で出生時体重2610g,身長50cm。
 分娩当日より胎糞の排出あり。1日目哺乳8回,計115cc,排便3回。2日目哺乳8回計110cc,排便3回。2日目哺乳8回計130cc,排便2回。この日より嘔吐・呼吸促進始まる。4日目哺乳4回計70cc,排便なし。嘔吐・チアノーゼ・鼻翼呼吸増強し,聴診上心音は右へ移動,呼吸音微弱。当院小児科へ転科し胸部X線を診るに(第1図),左胸腔は腸管で充満し,心臓・左肺は強く右胸腔に圧迫を受け,横隔膜ヘルニアと診断された。5日目当院木本外科にて開腹術を施行。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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