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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科13巻9号

1959年09月発行

文献概要

綜説

オキシメーターによる臍静脈血酸素量の研究(第1報)

著者: 中井嘉文1

所属機関: 1東京大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.747 - P.755

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I.緒論
 臍帯血液ガスに関する研究は,1884年Cohns-tein及びZuntzが最初に羊の胎仔について定量を行つて以来,1927年Hugget(山羊),Standler(人胎児),1930年Kellog(犬)等が行つて居り,その後1932年Haselhorst,&Stro-mberger,Eastman等による詳細な研究があるが,我国では1936年野口の研究が最初である。本問題は新生児仮死特に無呼吸の原因や新生児第1呼吸の生理等に重大な関係があると云われており非常に興味深い。
 今回私はキュヴェットオキシメーターを使用し極めて簡単な方法で新生児の臍静脈血酸素飽和度及び酸素量を測定し,その結果を経産回数,妊娠持続日数,分娩所要時間,新生児体重,新生児仮死及び臍帯巻絡等に依り分類検討して興味ある結果を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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