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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻1号

1960年01月発行

特集 産婦人科診療の今昔

婦人科学

帯下療法

著者: 笠森周護1

所属機関: 1金沢大学

ページ範囲:P.7 - P.18

文献概要

Ⅰ.帯下の原因療法
 帯下は各種産婦人科疾患の共有する一症候であるから,帯下療法は即ちこれら基礎疾患の療法に一致し,極めて広汎な問題である。更に帯下を診断するには,性器各部の生理的機能と正常内容に関し,或いは帯下に関する広範囲な検査法に就いての知識を必要とするが,こゝではこれらの諸項に関しては総て省略し,主として現今の帯下療法に就いて,実地に必須な事項の概要を述べうるに過ぎない。本誌の標題に従えば,帯下療法の今昔に就いて述べるべきであろうが,刻々に前進する治療法を一瞥するだけでも,紙面が許さないので,過去の療法を顧慮するの暇が殆んどなかつたことを遺憾とする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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