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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻1号

1960年01月発行

文献概要

特集 産婦人科診療の今昔 産科学

帝王切開術

著者: 岩津俊衛1

所属機関: 1千葉大学

ページ範囲:P.119 - P.123

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 古代 Roma では715〜673v.C 時代に於いて既に母体死に際して帝切を行つたとの記載が残つて居る。これはその根底に宗教的のものがあり,妊婦の死に当つて,胎児を除去する規定があつたためである。
 妊婦に治療的の意味で帝切を行つたのは21/IV1610,Wittenberg の外科医 J.Trautmannが独乙での鎬矢とされている。然し乍ら,帝切が治療法として一般に行われる様になつたのは第18世紀の中頃Simon,Levret,Stein etc によるものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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