文献詳細
文献概要
特集 産婦人科診療の今昔 産科学
帝王切開術
著者: 岩津俊衛1
所属機関: 1千葉大学
ページ範囲:P.119 - P.123
文献購入ページに移動 古代 Roma では715〜673v.C 時代に於いて既に母体死に際して帝切を行つたとの記載が残つて居る。これはその根底に宗教的のものがあり,妊婦の死に当つて,胎児を除去する規定があつたためである。
妊婦に治療的の意味で帝切を行つたのは21/IV1610,Wittenberg の外科医 J.Trautmannが独乙での鎬矢とされている。然し乍ら,帝切が治療法として一般に行われる様になつたのは第18世紀の中頃Simon,Levret,Stein etc によるものである。
妊婦に治療的の意味で帝切を行つたのは21/IV1610,Wittenberg の外科医 J.Trautmannが独乙での鎬矢とされている。然し乍ら,帝切が治療法として一般に行われる様になつたのは第18世紀の中頃Simon,Levret,Stein etc によるものである。
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