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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻10号

1960年10月発行

文献概要

薬剤の臨床

産褥便秘に対する強力Bulkosolの使用

著者: 丸山俊蔵1 川島永太郎1

所属機関: 1札幌医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.921 - P.922

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 産褥婦は種々な原因により便秘傾向に陥入る事が多い。この事は子宮の復故機転を妨げ,産褥時の種々なる疾患の原因ともなる。又,硬便を排出せんとする怒責は,会陰創傷又は腫脹のある産褥婦にその治癒を遅延させる。更に便秘による腹部不快感も好ましくない現象である。
 強力Bulkosolは界面活性,滲透圧,湿潤性及び分散能が強く親水性もあるDioctyl-Sodium—Sulfosuccinate 30mgと腸蠕動促進剤であるCasanthranol 15mgを含有するカプセル剤で,水分と共に使用するならば便を軟らかくし便通を整えるものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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