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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻10号

1960年10月発行

症例報告

新生児先天性横隔膜ヘルニアの1例

著者: 松山栄吉1 百瀬和夫1 中島寛1

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.951 - P.953

文献概要

 1829年Laennecによつて初めて報告された先天性横隔膜ヘルニアは,それほど稀な疾患ではなくてかなり多くの報告がみられるが,娩出直後に発見されることは比較的少なく,多くは幼児期において見出される。これは出生直後に症状を生じ,またはそのために死亡したとしても,肺炎その他の疾患と誤認され看過してしまうことが多いためといわれる。最近われわれは新生児において横隔膜の一部欠損を伴なつた先天性横隔膜ヘルニアの1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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