icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻11号

1960年11月発行

文献抄録

Congenital uterine anomalies and pregnancy,他

著者: 木村正夫

ページ範囲:P.975 - P.975

文献概要

 子宮奇形患者55例の妊娠,分娩を通じて合併症の種類と頻度をしらべた。子宮奇形の頻度は入院患者の5%であつたが患者の妊孕力は正常と異らなかつた。然し,流産,早産の頻度は高く,44%が流産に終り又体重2500g以下の早産は34%に達した。子宮奇形婦人の分娩は病院で行うのがよい。しばしば骨盤位,横位になり易く,又第3期の異常が多い。この場合子宮の収縮力と分娩の進行状態により経腟分娩を試みるか,帝切を行うかを決定すべきである。なお,この報告における帝切率は11%である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら