文献詳細
薬剤の臨床
エストリオールの子宮頸・腟部・腟などの炎症に対する効果
著者: 赤須文男1 牧野襄1 飯田和質1 桑原惣隆1 富原啓吉1
所属機関: 1金沢大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.999 - P.1001
文献概要
けれどもこうしたホルモン間の相互作用のみならず,Puck3-6)らはETが閉経後婦人の萎縮した腟及び腟部上皮を増殖させ,頸管粘液腺の発育に拍車をかけ,腟部硬化による月経痛を治癒せしめ,又,他面,動物実験的にもETが主として子宮頸部,腟部,外陰に作用し,EDは体部に主として作用しているのではないかとなしている。
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