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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻11号

1960年11月発行

薬剤の臨床

経口陣痛催起剤デリバリンの使用経験

著者: 岩橋五郎1 林章子1 山田良1 兼吉章1

所属機関: 1京都大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.1003 - P.1005

文献概要

Ⅰ.まえがき
 分娩予定日超過妊婦の取扱いは,学者によつて意見が異るが,人工操作を加えず,自然の陣痛発来を待つのが,従来産科医の常識とされていた。しかし,それにも限度があり,又狭骨盤,妊娠中毒症等を合併している妊婦では,時には人工的に陣痛催起の必要に迫られることがしばしばある。
 この様な場合,従来その手段として,キニーネ,脳下垂体後葉製剤等の薬物療法,産科ブジー,メトロイリーゼ,人工破膜等の器械的方法が常用されているが,それぞれ長所短所があり,いずれが最も秀れているとは云えないために,いきおい術者の好みにより使用されている傾向がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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