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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻11号

1960年11月発行

文献概要

臨床統計

妊娠持続日数に関する統計表—母体に与える影響(その1)

著者: 九嶋勝司1 鈴木雅洲1 加藤格1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.1040 - P.1047

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Ⅰ.まえがき
 満期妊娠の時期を超えて妊娠の持続期間が異常に延長する遷延妊娠prolonged pregnancyに対し,最近特に児の危険と分娩誘導の点から多大の関心が寄せられ,その頻度や意義に関していろいろ論じられている。
 しかし妊娠持続期間(在胎期間)の長短が母児に与える影響は満期産と晩期産のみを取りあげての比較検討が多く見られ,妊娠各時期を通じての母児に与える影響に関する統計的観察は少ない。われわれは今回,妊娠第27週より52週迄,在胎期間別に見た母児に対する影響についての統計を集計し得たのでここに母体に与える影響(その1)について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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