文献詳細
症例報告
文献概要
Ⅰ.緒 言
子宮外妊娠中卵管間質部妊娠は比較的少なく,全子宮外妊娠中の頻度は1〜3%に過ぎないと言われる。就中,該妊娠が後半期迄持続することは更に稀である。
われわれは最近,流産の疑にて医師を転々として其の間2回に亘り子容内容除去術を施行されて尚且つ治癒せず,子宮筋腫と誤診し,開腹の結果妊娠7ヵ月(最終月経から数えて)の卵管間質部妊娠(但し胎児死亡)なる診断の困難であつた1例を経験したのでここに之を報告する。
子宮外妊娠中卵管間質部妊娠は比較的少なく,全子宮外妊娠中の頻度は1〜3%に過ぎないと言われる。就中,該妊娠が後半期迄持続することは更に稀である。
われわれは最近,流産の疑にて医師を転々として其の間2回に亘り子容内容除去術を施行されて尚且つ治癒せず,子宮筋腫と誤診し,開腹の結果妊娠7ヵ月(最終月経から数えて)の卵管間質部妊娠(但し胎児死亡)なる診断の困難であつた1例を経験したのでここに之を報告する。
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