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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻2号

1960年02月発行

症例報告

興味ある経過をとつた卵管間質部妊娠の1例

著者: 中津幸男1 北条弘1

所属機関: 1同愛記念病院産婦人科

ページ範囲:P.205 - P.208

文献概要

Ⅰ.緒 言
 子宮外妊娠中卵管間質部妊娠は比較的少なく,全子宮外妊娠中の頻度は1〜3%に過ぎないと言われる。就中,該妊娠が後半期迄持続することは更に稀である。
 われわれは最近,流産の疑にて医師を転々として其の間2回に亘り子容内容除去術を施行されて尚且つ治癒せず,子宮筋腫と誤診し,開腹の結果妊娠7ヵ月(最終月経から数えて)の卵管間質部妊娠(但し胎児死亡)なる診断の困難であつた1例を経験したのでここに之を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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