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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻3号

1960年03月発行

文献概要

実験的研究

Diethylstilbestrolのdipropionate及びtrimethylacetateの発情作用と子宮間質細胞核の変化について

著者: 小宮清一郎1 相沢登1 安藤政子1

所属機関: 1持田製薬株式会社研究所

ページ範囲:P.287 - P.291

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Ⅰ.緒 言
 DiethylstilbestrolはStilben系発情物質としてDodds1)等により見出され,その作用は天然の卵胞ホルモンより強力であるとされている。特に他の合成発情物質と異り乳腺2)及びマウス子宮間質細胞核に対し特異的な作用を有している3)4)。著者等はこのdiethylstilbestrolのエステルであるdiethylstilbestrol dipropionate及びtrimethylacetateを去勢雌マウスを用い,夫々の発情の持続と子宮間質細胞核の変化の関聯を検索した結果,子宮間質細胞核のprogestrone様反応は発情持続と並行しないことを知つたのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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