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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻3号

1960年03月発行

文献概要

臨床統計

新生児血圧について

著者: 伊藤敏1 菊池芳夫1 伊藤良彦1

所属機関: 1東北大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.312 - P.316

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Ⅰ.はじめに
 小児の血圧に就いて初めて記載しているのはV.Basch1)であつて,特に正常新生児の血圧を最初に測定し報告したのはNeu2)である。その後現在まで多くの研究者が種々な方法を用いて新生児の血圧を測定し報告しているがその主なるものを集めれば第1表の如くなる。
 われわれは,母体の妊娠中毒症並びに,分娩時の臍帯結紮切断時期が児の血圧に及ぼす影響に重点をおいて新生児血圧をタイコス型血圧計を用いて聴診法によつて測定し,2〜3の興味ある知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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