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臨床統計
新生児血圧について
著者: 伊藤敏1 菊池芳夫1 伊藤良彦1
所属機関: 1東北大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.312 - P.316
文献購入ページに移動小児の血圧に就いて初めて記載しているのはV.Basch1)であつて,特に正常新生児の血圧を最初に測定し報告したのはNeu2)である。その後現在まで多くの研究者が種々な方法を用いて新生児の血圧を測定し報告しているがその主なるものを集めれば第1表の如くなる。
われわれは,母体の妊娠中毒症並びに,分娩時の臍帯結紮切断時期が児の血圧に及ぼす影響に重点をおいて新生児血圧をタイコス型血圧計を用いて聴診法によつて測定し,2〜3の興味ある知見を得たので報告する。
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