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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻4号

1960年04月発行

文献概要

症例報告

"新生児喀痰吐出症"(仮称)の1症例

著者: 山下徹1 伊藤敏1 伊藤良彦1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.421 - P.423

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Ⅰ.はしがき
 生後2〜3日の間新生児が羊水様物を吐出するのは生理的現象として瘻々観察されるが,気道より多量の粘液を吐出することは殆んど経験されない。私共は,最近東北大学医学部産婦人科で生れた新生児中,出生直後より多量の粘稠な分泌物を吐出し,ために呼吸困難,哺乳困難等を来した1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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