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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻5号

1960年05月発行

実験的研究

17α—及び17β—Hydroxyprogesterone acetateにおけるGestagen作用について

著者: 持田良吉1 小宮清一郎1 宇都木允之1

所属機関: 1持田製薬株式会社研究所

ページ範囲:P.477 - P.478

文献概要

Ⅰ.まえがき
 持続性性ホルモン1)2)3)に続いて,Junkmann4)により持続性黄体ホルモン(Gestagen Depot)が見出された。即ちJunkmannはprogesteronederivative,17α—hydroxyprogesterone enolacylate等30数種の誘導体について検討を加え,17α—hydroxyprogesterone caproate及びace—tateが最良であると報告している。これ等ges—tagen depotはestrogen又はandrogen de—potと性格を異にす。estrogen及びandrogendepotは母体であるestradiol及びtestoste—rone自身にて強力なestrogen作用及びandro—gen作用を有するに反し,gestagen depotの母体である17α—hydroxyprogesteroneは何等ges—tagen作用を有しない5)6)7)。又α型の異性体であるβ型もα型と同様,何等gestagen作用をしめさない。然してJunkmann4)の報告中にβ型のacylateに関する報告が見られない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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