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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻7号

1960年07月発行

文献概要

文献抄録

Malsilid (iproniazid) and electroshock,他

著者: 長谷川直義

所属機関:

ページ範囲:P.643 - P.643

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Amphetamine類の無効であつた31例の神経症的色彩をおびた諸種のうつ病にIproniazidを初回150mgから用いて25例に効果を見た。本剤は抑うつ気分の身体化(somatiza—tion),強い制止,神経症的色彩が存在する症例には有効であり,これに反して不安,苦もんの強い症例には無効であつた。これらの無効例は抑うつ気分の身体化が実際の感覚や機能の面ではなく観念やもう想として現われるからであつて,この様な症例にはelectroshockがよいと著者は述べている。(なお,本抄読に関連して最近の中枢神経刺激剤について述べる。)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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