文献詳細
薬剤の臨床
産婦人科領域に於けるSulfadimethoxine (Omnibon)の使用経験
著者: 加藤格1 須郷杲1
所属機関: 1東北大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.667 - P.670
文献概要
最近のSulfa剤の研究により投与量が少量でも極めて排泄が遅く血中濃度が高く,長時間持続性に作用し,然も1日1回投与で充分治療目的の達せられる,いわゆるlong acting Sulfonamidが出現し従来のSulfa剤に代つて各種臨床に使用され始めている。即ちSulfamethoxypyri—dazine (Lederkin,Pyridazine),Sulfademe—thoxine (Abcid,Sulxin),Sulfisomezole (Si—nomin),Sulfaethizole,Sulfaphenazole (Me—rian),Sulfamethylphenylpyrazole等がそれである。
ここに述べるOmnibon1)2)はその中の1つでSulfadimethoxineであり次の構造式を持つている。
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