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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻7号

1960年07月発行

症例報告

巨大子宮筋肉腫の1例

著者: 河合信秀1 梶英雄1 池沢紀郎1 木村好秀1

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.679 - P.686

文献概要

Ⅰ.緒言
 子宮に発生する悪性腫瘍の大部分は癌腫であり,肉腫は,比較的稀な疾患である。Williamsによれば,子宮腫瘍中の肉腫の占める割合は,0.2%と低率である。而も悪性度は高く,予後は不良と言わねばならない。
 我々は,短期間に急速な発育を遂げ,従来本邦にて報告されて来た症例に比し,最大と思われる巨大な子宮肉腫に遭遇し,術後種々興味ある経過をとり,遂に不幸な転帰をとつた一症例を経験したので,剖検所見と併せて,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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