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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻8号

1960年08月発行

臨床研究

顆粒膜細胞癌の1例

著者: 石井元子1

所属機関: 1名古屋市立大学産婦人科教室

ページ範囲:P.726 - P.728

文献概要

Ⅰ.緒言
 顆粒膜細胞癌は割に稀な卵巣充実性腫瘍であり,Novakによれば充実性悪性卵巣腫瘍の10%,Spencerによれば卵巣充実性腫瘍の4%,樋口教授によれば2〜4%をしめると云われている。私は最近,名古屋市立城西病院において,23歳未婚女性の左卵巣充実性腫瘍の剔除手術をなし,病理組織検索の結果,顆粒膜細胞癌と診断され,術後2カ月にて他側卵巣に再発し死の転帰をとつた1例を経験したのでここに報告します。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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