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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻8号

1960年08月発行

手術・手技・麻酔

静脈麻酔剤ラボナールAの使用経験

著者: 辻本哲夫1 佐藤克朗1

所属機関: 1京都府立医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.769 - P.772

文献概要

Ⅰ.まえがき
 静脈麻酔は初期人工妊娠中絶術や子宮内膜掻爬術等産婦人科領域における短時間手術に広く愛用されているが,他の麻酔方法に比し幾多の長所を持つている反面副作用の1つとして,しばしば呼吸障害ひいてはその停止を起す欠点を有していることは衆知のことである。その予防法の1つとして呼吸循環刺戟剤との混合静注がBargeton1),小林・他2)はじめ多くの人々によつて推奨されているが,麻酔準備に稍手数のかかるきらいがある。今回われわれは静脈麻酔剤ラボナールに呼吸循環刺戟剤であるアトムリンを含む専用溶解液を組合せて,麻酔準備が能率化されたラボナールAを初期人工妊娠中絶術及び子宮内膜掻爬術に用いたのでその結果を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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