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症例報告
同一婦人に反覆した胎児軟骨萎縮症
著者: 村上祐三1 丹野修1 橘芳郎2 並木恒夫2
所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室 2東北大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.779 - P.783
文献購入ページに移動胎児軟骨萎縮症は1892年Kaufmann1)が新生児の先天性の易骨折性疾患を病理学的に解明しChondrodystrophia foetalisと命名して以来,その報告は少なくない。我が国でも住田2),直宮3),原田4),藤沢5),南雲6),早乙女7),原田8)等の報告がある。本症例は当教室早乙女7)が先きに発表せると同一の患者が今回再び胎児軟骨萎縮症様児を死産した極めて稀なものである。
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