icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻9号

1960年09月発行

文献概要

臨床研究

診断困難なりし胎盤ポリープの4例

著者: 加藤繁1 綠川規夫1 福島清1

所属機関: 1福島医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.814 - P.817

文献購入ページに移動
 分娩,または流産後に発生すると云われる胎盤ポリープは,人工妊娠中絶が広く行なわれている今日,増加の傾向を示すものと考えられるが,その報告は稀で散見するに過ぎない。
 胎盤ポリープの臨床的診断は極めて困難で頑固な子宮出血を伴う為,或いは絨毛上皮腫を疑い,或いは胎盤の遺残を疑い,または子宮筋腫等の診断により開腹し,始めて胎盤ポリープであることが判明するものがその大部分を占めている様である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?