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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻9号

1960年09月発行

薬剤の臨床

パルタン錠の使用経験

著者: 輿石田鶴穂1

所属機関: 1日本専売公杜東京病院産婦人科

ページ範囲:P.827 - P.829

文献概要

Ⅰ.はしがき
 産科臨床に於いて弛緩出血や子宮収縮不全は貧血や細菌感染の根源となり母体の生命に危険を及ぼす疾患として最も警戒すべきものであつて,従つてこの治療および予防には従来各種の子宮収縮剤が必要かくべからざるものとして使用されてきた。
 即ち,麦角剤,脳下垂体後葉製剤,硫酸スパルテイン等であるが,而して之等は内服では強い副作用が発現したり,或いは薬効が不充分であつたため,殆んどが注射によつており,就中,硫酸スパルテイツは強力な子宮収縮剤として特に賞用されているが,然しこれまでその製剤の多くは静脈注射用であつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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