文献詳細
薬剤の臨床
文献概要
Ⅰ.緒言
陣痛促進および分娩誘発には従来から種々の器械的操作,薬物的方法等があるが,そのいずれをみても,細心の注意と監視の煩雑,各々の適応の制限,副作用の問題があつた。
今回マレイツ酸エルゴメトリン及び塩酸キニーネの子宮体部収縮と塩酸パパベリンの子宮頚部弛緩の相関的薬理作用から処方されたデリバリン錠を分娩誘発剤として持田製薬より提供をうけ100例の実験成績を得たので報告する。
陣痛促進および分娩誘発には従来から種々の器械的操作,薬物的方法等があるが,そのいずれをみても,細心の注意と監視の煩雑,各々の適応の制限,副作用の問題があつた。
今回マレイツ酸エルゴメトリン及び塩酸キニーネの子宮体部収縮と塩酸パパベリンの子宮頚部弛緩の相関的薬理作用から処方されたデリバリン錠を分娩誘発剤として持田製薬より提供をうけ100例の実験成績を得たので報告する。
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