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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科14巻9号

1960年09月発行

症例報告

臍帯過度捻転による胎児子宮内死亡の1例

著者: 平野睦男1 三浦黎子1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.837 - P.839

文献概要

Ⅰ.緒言
 臍帯は生理的にも左方或いは右方に捻転して居るが,此の捻転は左程重要な意義はないとされて居る。しかし此の捻転が生理的範囲を超えて過度になると,血行障害を来し,胎児の死亡を来すことは1838年d'Outrebontが既に発表し,本邦に於いても菅野(1917)ほか30数例の報告がある。最近教室の杉山は妊娠7カ月臍帯過度捻転による浸軟児を報告したが,吾々は更に1例を経験したので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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