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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科15巻1号

1961年01月発行

診断と検査法

Amenoron内服による妊娠早期診断について

著者: 飯田茂樹1 原田高和1 三尾衛1 清水藤男1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部産科婦人科教室

ページ範囲:P.27 - P.28

文献概要

Ⅰ.緒言
 初期に於ける妊娠の診断には,時として困難な場合に遭遇する事が有り,診断技術が進歩した今日と云えども,誤診になやまされる場合すらある。故に妊娠の補助診断法としては,Zondek,Friedmann,Mainini等の生物学的補助診断法を初めとし,種々の検査方法が利用され,毎常多大の効果を収めつつあるも,殊に卵胞「ホルモン」並びに混合「ホルモン」使用に依る初期妊娠鑑別診断は,其の操作の安易なる点より,其の機序の解明はさておき,数多く使用され,適切なる診断が下されている事は衆知の事実である。吾々は今回,Anhydrooxyprogesteron50.00mg,Aethy—loestradiol 0.03mg含有(一錠中)の混合「ホルモン」たるAmenoronの提供を中外製薬より受け,該「ホルモン」を径口的に投与する事に依り,初期に於ける妊娠鑑別診断に関する若干の検索を加え,非常に好成績を収め得たので,茲に報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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