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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科15巻10号

1961年10月発行

グラフ

巨大なLutein嚢胞を合併した破壊性胞状奇胎

著者: 赤須文男1 西田悦郎1

所属機関: 1金沢大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.815 - P.816

文献概要

 胞状奇胎や悪性絨毛皮腫に合併する卵巣のルテイン嚢胞Lutein cystの発生頻度は胞状奇胎では50〜60%,悪性絨毛上皮腫では約10%といわれ,又,その主な発生原因は,異常に増殖した栄養細胞Trophoblastic cellsから分泌される多量の人絨毛性性腺刺激ホルモンHuman Chorionic Gonadotropin (HCG)による卵胞の細胞の強度のルテイン化Luteal hyperreactionであるが,その発生機構などについては下垂体性Gonadotropinとの関連性も論義され,未だ解明されていない点もすくなくなく,内分泌学的にもかなり興味深いものがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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