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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科15巻10号

1961年10月発行

薬剤の臨床

エストリールの臨床使用経験

著者: 野未源一1 御園生義良1 肥田木孜1 新谷昇治1

所属機関: 1日赤中央病院産婦人科

ページ範囲:P.849 - P.852

文献概要

Ⅰ.緒言
 エストリオールは従来単に天然ステロイドエストロジェンの終末代謝産物としての意義しか与えられていなかつたが,最近になつていろいろな特徴がかなりクローズアップされてきた。即ちその子宮頚部,腟,外陰に対する薬理作用と,その割に向子宮体作用が弱く,従つて投与後の消退出血を来さないこと,下垂体抑制効果の比較的大きいこと,他のエストロジェンの子宮増殖作用を阻止するという特異な作用等である。われわれは,これらの特徴をもつ本ホルモンの臨床的応用を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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