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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科15巻11号

1961年11月発行

文献概要

薬剤の臨床

つわりに対するビタミンB6及びサリチル酸ジフェニルピラリンの効果

著者: 藤井純一1 重川嗣郎1

所属機関: 1長崎大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.941 - P.943

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Ⅰ.まえがき
 妊娠に伴なつて起る種々の母体の変化に関して,特につわりに就いては,其の本態に未だ不明な点が多く,之が治療に関しては,自律神経安定剤,ビタミン剤,解毒強肝剤,ホルモン剤,抗ヒスタミン剤その他多くの薬物が用いられているが,つわりの病態が複雑であるためか,何れにしても満足すべき充分な効果をあげているとはいい難い。此の度,エーザイ株式会社よりビタミンB6及びサリチル酸ジフェニルピラリンを含有せるB-Z及びピリドキサール燐酸を含有するE−285の提供を受け,これをつわりの患者に使用し,従来の諸種薬物に比し有効な結果を得たので以下報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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