icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科15巻2号

1961年02月発行

放談会

産婦人科医の最近の反省すべき点について

著者: 安藤畫一1 梅沢実2 木下正一3 小林隆4 沢崎千秋5 橋爪一男

所属機関: 1慶応大学 2横浜市立大学 3賛育会病院 4東京大学 5日本大学

ページ範囲:P.152 - P.163

文献概要

 司会(安藤) 今日はどうもお忙しいところを有難うございます。実は前月の臨床婦人科産科の編集会議の時に,私共編集幹事の間に出た問題があるのです。それはもう皆様も御存知の通り,近頃他科の一部の人から,産婦人科医というものを対象として,非難が聞えておるのであります。それは主として妊娠中絶と帝王切開との乱用に関してのことでありまして,われわれとして大いに反省の必要があるように考えられて,それは一つ問題にして,われわれが個人的に反省するというよりも,これを雑誌の上に発表して,そうして皆様と共に反省の資としたいというのでありました。それならば一つ是非これを今年中にしようということになりまして,今日皆様にお集まり願つたのであります。題は「産婦人科医の最近に於ける反省すべき点について」それに「殊に妊娠中絶及び帝王切開実施の現状に鑑みて」というようなサブ・タイトルであります。4人の編集幹事だけでは有効でないので,集まつていただく方,すぐそこでの思いつきで,今日の4君に来て頂いたのであります。特別に人を選ぶのに資格とか何とか条件というものを出したのでありませんで,自然と4君の名前が出ましてお願いしたということになつたのであります。私共はこういう風に考えております。この問題は人の名前を出さないで,唯だ意見を放談的に充分に,遠慮なしに発表して頂く。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら