文献詳細
薬剤の臨床
文献概要
Ⅰ.緒言
1957年にNovello及びSprague等によりChlorothiazideが合成され,降圧作用を有する利尿剤として各科領域に使用されるに至つて以来,Benzothiadiazine系薬剤の進歩発達はめざましく,Flumethiazide,Hydrochlorothiazide,Hydroflumethiazideと一連の薬剤も出現し,水銀利尿剤,炭酸脱水素酵素阻害剤,Aminouracil系利尿剤,Triazine系利尿剤等を凌ぐに至つた。これらBenzothiadiazine系薬剤は水銀利尿剤と炭酸脱水素酵素阻害剤との中間的性格を有し,Cl及びこれにほぼ相当するNa排泄がその主因であると考えられており,利尿効果の強い割合に副作用が比較的少ないのが利点とされている。
Hydrochlorothiazide及びHydroflume—thiazideはChlorothiazide及びFlumethiazideの3,4—dihydro誘導体で,その効果はChloro—thiazideの10〜20倍とみなされている。
1957年にNovello及びSprague等によりChlorothiazideが合成され,降圧作用を有する利尿剤として各科領域に使用されるに至つて以来,Benzothiadiazine系薬剤の進歩発達はめざましく,Flumethiazide,Hydrochlorothiazide,Hydroflumethiazideと一連の薬剤も出現し,水銀利尿剤,炭酸脱水素酵素阻害剤,Aminouracil系利尿剤,Triazine系利尿剤等を凌ぐに至つた。これらBenzothiadiazine系薬剤は水銀利尿剤と炭酸脱水素酵素阻害剤との中間的性格を有し,Cl及びこれにほぼ相当するNa排泄がその主因であると考えられており,利尿効果の強い割合に副作用が比較的少ないのが利点とされている。
Hydrochlorothiazide及びHydroflume—thiazideはChlorothiazide及びFlumethiazideの3,4—dihydro誘導体で,その効果はChloro—thiazideの10〜20倍とみなされている。
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