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症例報告
出生時体重1035g未熟児哺育例
著者: 後藤仲1 原豊2
所属機関: 1仙台逓信病院産婦人科 2東北大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.374 - P.376
文献購入ページに移動未熟児哺育に関する知識と技術の進歩にともなつて多くの哺育成功例が報告される様になつたが,依然その哺育は極めて困難且つ繁雑であり,哺乳開始の時期,栄養の選択,又その濃度,補助療法の必要性の是非等々について未だ明確な解答が得られていない。
われわれは最近妊娠5ヵ月より切迫早産状態にあり,大量の黄体ホルモン投与により妊娠8ヵ月迄持続して分娩した出生時体重1035gの未熟児を全母乳と毎日少量のパンビタン,アクロマイシン経管投与のみにて哺育し,分娩予定日1週間前に,2700gを突破した症例を経験したので報告する。
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