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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科15巻6号

1961年06月発行

薬剤の臨床

妊娠悪阻に対するHomocysteinthiolactonの使用経験

著者: 橋口精範1 熊坂高弘1 畑中貢1 酒井和之1 中井暲典1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.511 - P.515

文献概要

Ⅰ.はしがき
 妊娠悪阻の成立機序に関しては今日なお不明であり,種々の説がとなえられており,したがつてその治療にあたつてもいろいろな方法がこころみられている。
 しかし,妊娠悪阻の場合は血液性状,中枢神経系,自律神経系,内分泌系などの全身臓器に変化がおこつており,物質代謝障害をきたすことは明かであり,その場合代謝障害の中心となる肝臓に何らか障害をきたすであろうことは考えられるところである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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