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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科15巻6号

1961年06月発行

薬剤の臨床

妊娠中毒症に対するNavidrexの治験

著者: 田中敏晴1 我妻堯1 星合久司1 塚田一郎1 本間恒夫1

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.527 - P.530

文献概要

Ⅰ.緒言
 利尿降圧剤としてChlorothiazideがはじめて出現し,わが産科領域でも妊娠中毒症の治療に画期的効果を示し,世の注目を浴びたのも,つい2〜3年前のことであつた。其れ以来Chlorothiazi—deの新誘導体が各種続々と発表されるに至り,われわれもそれらの治療効果,電解質排泄の様相に就いて検討を加え,その都度発表して来た。即ちHydrochlorothiazide (Esidrex),Hy—droflumethiazide (Rontyl),及びBendroflu—methiazide (Centyl)が之れである。
 Chlorothiazideの1日使用量が通常0.75g〜1.5gであるに比しHydrochlorothiazide,Hy—droflumethiazideは75〜150mg,更にその次に出現したBendroflumeth iazideは7.5〜12.5mgと,1日量が夫々mg数にして1/10宛に減少を示して来た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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