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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科15巻8号

1961年08月発行

文献抄録

Further experience with small doses of cortisone and related steroids in infertility with ovarian dysfunction,他

著者: 一条元彦

ページ範囲:P.695 - P.695

文献概要

 月経不順を有し1.5-13年間不妊であつた婦人42例を見ると・多毛30例,尿中17KS値13mg以上の者17例,及び大多数にacneがあつたが,これらにcortisone,hydrocortisoneの2.5-5mgを経口的に1日3-4回服用させた結果28例が妊娠し,妊娠中も服用を続して25例が生児を得た。服用期間は長期にわたつたが,尿中17KS値が8mg以下にならぬ様注意すれば副作用はない。この成績は卵巣機能不全の患者に大なり小なりの先天的副腎肥大の存在を想定させStein-Leventhal syndromeはその一顕性的表現にすぎないことを暗示している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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