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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻1号

1962年01月発行

婦人科 子宮腟部糜爛

子宮腟部ビランに対するmethyl-methionine-sulfonium-chlorideの治療効果—特にその作用機序について

著者: 河合信秀12 中井嘉文12 渡辺明12 江面祐幸12 石橋仁子12

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室 2三井厚生病院産婦人科

ページ範囲:P.7 - P.11

文献概要

緒言
 子宮腟部ビランの治療に関しては全身療法,局所療法,或は手術療法等,種々の方法が行われているが,我々はC. Chency (1950)が生キャベツ汁中に発見し,抗潰瘍性食餌因子Antipeptic ulcer dietary factor又はビタミンnと名付けた有効成分であるMethyl-Methionine-Sulf—onium-Chlorid (MMSC)を主剤とした腟錠を作成して,これを局所に使用し,本剤が子宮腟部ビランに対してかなり著明な治癒効果,即ち帯下の減少,上皮の再生等の自,他覚的症状の改善を認め,従来推定の域をでなかったその作用機序について興味ある知見を得たので報告し,諸賢の御批判を仰ぎたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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