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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻1号

1962年01月発行

産科 麻酔と分娩

麻酔科の立場からみた無痛分娩

著者: 西邑信男1

所属機関: 1東京逓信病院麻酔科

ページ範囲:P.39 - P.44

文献概要

 無痛分娩は英語で"Analgesia and Anesthe—sia for Delivery"の名のしめす如く,分娩にAnalgesia (疼痛をのぞく)又はAnesthesia (意識を失わせて疼痛をのぞく)を使用することであり,その目的には多く所謂鎮痛剤,鎮静剤又は麻酔剤が使用されている。もつとも一時各国でとりあげられたRead氏に準ずる静神予防法も使用されてはいるが,ごくかぎられたもので,我国においても,これらの麻酔剤を使用しない無痛分娩は,その効果が不十分なために,次第にかえりみられなくなり,麻酔剤又は麻酔法による無痛分娩の研究がつづけられている。
 産婦人科の人々は,これに和痛分娩と,無痛分娩の2つの行き方をわけている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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