icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻1号

1962年01月発行

産科 頸管妊娠

頸管妊娠について

著者: 磯晴男1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.45 - P.52

文献概要

はしがき
 頚頚妊娠とは,受精卵が一次的に子宮頚部に着床したもので,子宮外妊娠の一異型と考えられるが,従来稀な疾患とされていた。しかし本邦における本疾患の発生は,最近頓に増加しつつあるように思われる。
 本症の重篤な症状として,結局は子宮の全剔除術を行わなければ救い得ないような大出血があること,及び最近の傾向として未産婦における本症の発生が,稀でないこと等,今後とも本症の発生原因,診断,処置の方針等については,検討すべき点が多いものと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら