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産科 頸管妊娠
頸管妊娠について
著者: 磯晴男1
所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.45 - P.52
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頚頚妊娠とは,受精卵が一次的に子宮頚部に着床したもので,子宮外妊娠の一異型と考えられるが,従来稀な疾患とされていた。しかし本邦における本疾患の発生は,最近頓に増加しつつあるように思われる。
本症の重篤な症状として,結局は子宮の全剔除術を行わなければ救い得ないような大出血があること,及び最近の傾向として未産婦における本症の発生が,稀でないこと等,今後とも本症の発生原因,診断,処置の方針等については,検討すべき点が多いものと考えられる。
頚頚妊娠とは,受精卵が一次的に子宮頚部に着床したもので,子宮外妊娠の一異型と考えられるが,従来稀な疾患とされていた。しかし本邦における本疾患の発生は,最近頓に増加しつつあるように思われる。
本症の重篤な症状として,結局は子宮の全剔除術を行わなければ救い得ないような大出血があること,及び最近の傾向として未産婦における本症の発生が,稀でないこと等,今後とも本症の発生原因,診断,処置の方針等については,検討すべき点が多いものと考えられる。
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