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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻10号

1962年10月発行

婦人科 性器感染

腟Trichomonas症に対するMetronidazole (Fladyl)の全身療法の効果

著者: 武田正美1 宮川こう1

所属機関: 1岩手県立中央病院産婦人科

ページ範囲:P.781 - P.784

文献概要

Ⅰ.はしがき
 腟Trichomonas症は相継ぐ新薬の出現にもかかわらず,依然として難治な疾患である。その原因は決定的な全身療法薬が登場しない事に起因している。即ち従来の局所療法では如何ともしがたい限界があり,この難治性の壁を破るには必然的に強力な抗Trichomonas剤の局所及び内服投与による全身療法,更に配偶者の同時療法が要求される。
 吾々はRhone,Poulenc社に於て合成されたNitroimidazole誘導体の一つで優れた抗Tri—chomonas作用を有するMetronidazole (Fladyl)を入手,臨床上優秀な成績を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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