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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻11号

1962年11月発行

連載 MY THERAPY in series・4

排卵誘発法

著者: 中嶋唯夫1

所属機関: 1日赤本部産院

ページ範囲:P.857 - P.857

文献概要

 無月経に対しての排卵の誘発,次いで月経の自然発来,更に妊娠の成立を計ろうという研究報告はすでに多数認められるが,なお不明の点が多い。この中で比較的確実性の強い誘発法として性腺刺激ホルモン療法があるが,その多量を用い,更に2段投与法が専ら行なわれている。しかし時には多発性の排卵誘発例があるかと思うと一方ではなお無効例も多く,この際の費用も莫大な負担といわざるを得ない。
 そこで故PhiliPP教授の下でのStaemmler教授との協同実験での経験をもとに,三谷副院長指導の下で昭和34年以来,比較的少量の性腺刺激ホルモン使用による排卵誘発を試み,その1〜2については日不妊会誌等に報告.更に効果をあげるよう検討中で,ここに概略を記してみたいと思います。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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