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産科症例 先天症・1
先天性骨形成不全症の1例
著者: 木村好秀12
所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室 2東京都立荒川産院
ページ範囲:P.859 - P.863
文献購入ページに移動緒言
新生児の先天性骨疾患は比較的稀で,病変が主として骨質に及ぶものと軟骨に及ぶ二種に大別することができる。前者は1848年Vrolikによつて初めて報告された骨形成不全症(Osteogenesisimperfecta)であり,後者は1892年Kaufmannにより報告された胎児性軟骨異栄養症(Chindro—dystrophia foetalis)である。
胎児性軟骨異栄養症の報告はしばしばみられるが,骨形成不全症は,Potterによると6万例の分娩に1例といわれ,報告も極めて少ない。
新生児の先天性骨疾患は比較的稀で,病変が主として骨質に及ぶものと軟骨に及ぶ二種に大別することができる。前者は1848年Vrolikによつて初めて報告された骨形成不全症(Osteogenesisimperfecta)であり,後者は1892年Kaufmannにより報告された胎児性軟骨異栄養症(Chindro—dystrophia foetalis)である。
胎児性軟骨異栄養症の報告はしばしばみられるが,骨形成不全症は,Potterによると6万例の分娩に1例といわれ,報告も極めて少ない。
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