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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻2号

1962年02月発行

文献抄録

19—ノル・テストステロン投与とエストロゲン排泄の関係,他

ページ範囲:P.146 - P.146

文献概要

 閉経婦人に100mgずつの Äthinylatestosetron (ÄN) Äthinylnortestosteronacetat              (ÄNA) Methylnortestosteron (MN)を連続2日間に(50mgを2回に)径口投与し場合,及び Äthinylnortestosteronoenanthat (ÄNA)          200mg 19—Nortestosteronphenyl pro—   piorat (NPP)    100mgを注射投与した揚合の尿中Oestro—gen定量(Brounの方法)を投与2日前から投与後5日迄行い。次の成績を得た。
 ÄN,ÄNA,MN等の径口投与では,尿中総エストロゲンは平均増加した。これをエストロゲソの分画でみると,Oestronが約3/4Oestradiol1/4関与し,Oestriolは本質的な影響を与えなかつた。ÄNÖでは5日間でわずかに増量するが,これは恐らく薬剤の長期間(Depot)作用に由来するものであろう。投与後5日以上観察する必要がある。N.P.P.100mg注射により総エストロゲンは180γの増加を認めたが,Oestronが殆んど決定的な影響を与えており,投与後5日目の値は投与前と比べてなお高かつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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