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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻3号

1962年03月発行

文献概要

産科 妊娠合併症

興味ある先天性心疾患妊婦の1例

著者: 坪井照夫1 小野泰策1 深沢英2

所属機関: 1信州大学医学部産科婦人科学教室 2信州大学医学部松岡内科学数室

ページ範囲:P.183 - P.186

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Ⅰ.緒言
 心疾患妊婦の大多数は心臓の代償的機構により変動が生理的範囲に止まり,無事分娩を終了するものである。しかし時には代償機構の突発的崩壊を来し,心不全の為,短時間の中に死亡する場合があり,その診断の困難性と共に,心疾患と妊娠との合併は産科学的に最も警戒すべきものの一つである。我々は今回幼少より心疾患を指摘され,著明な高血圧症を有する婦人の妊娠,分娩経過を観察する機会を得たので以下その大要につき報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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