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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻3号

1962年03月発行

文献概要

婦人科 鎮痛,麻酔剤

前投葉としてのセコバルビタール(アイオナール)の価値

著者: 森新太郎1

所属機関: 1住友病院産婦人科

ページ範囲:P.247 - P.248

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Ⅰ.緒言
 前投薬によつて患者は精神的の安静を保つことが出来,麻酔も順調に行うことが出来る。山村教授は現在では前投薬なしの麻酔と云うことは考えられなくなつたと述べておる。前投薬の目的としては(1)鎮静及び睡眠,(2)新陳代謝の低下のため,(3)麻酔剤の副作用に抵抗するため,(4)手術の副作用に抵抗するため,(5)痛覚の閾値を上げるため等が挙げられており,この目的に使用する薬剤としてモルフィン,モルフィン代用品,ベラドンナ剤及びバルビタール属が使用されている。私はバルビタール属のうち短時間作用性のセコバルビタール(アイオナール)を産婦人科腰麻使用手術の前投薬として使用したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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