文献詳細
文献概要
産科 妊娠中毒症
つわり悪阻に対するボナミンの使用経験
著者: 大楽高弘1
所属機関: 1山口県立医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.315 - P.318
文献購入ページに移動Ⅰ.緒言
妊娠中毒症の成因に関しては,古くから今日まで種々幾多の説があるが,完説といえるものがなく,その治療法も多種多様である。
悪阻の成因として,Westmann u.Jacobson,足高等によるHistidiu代謝,Lewis の Histamin発生,Werle u.Effkemann等のHistamin及びHistaminase産生,Kapeller-Adlerの妊娠初期の Histidin排泄等の研究からHistaminによるアレルギー説が次第に重要視されてきたが,また治療面に於いても1949年T.Dongrayは抗His—tamin剤Anthisan及びPhenerganを用いて悪阻に有効であつたと述べて以来,種々の抗His—tamin剤が悪阻の治療に試みられてきた。
妊娠中毒症の成因に関しては,古くから今日まで種々幾多の説があるが,完説といえるものがなく,その治療法も多種多様である。
悪阻の成因として,Westmann u.Jacobson,足高等によるHistidiu代謝,Lewis の Histamin発生,Werle u.Effkemann等のHistamin及びHistaminase産生,Kapeller-Adlerの妊娠初期の Histidin排泄等の研究からHistaminによるアレルギー説が次第に重要視されてきたが,また治療面に於いても1949年T.Dongrayは抗His—tamin剤Anthisan及びPhenerganを用いて悪阻に有効であつたと述べて以来,種々の抗His—tamin剤が悪阻の治療に試みられてきた。
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