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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科16巻4号

1962年04月発行

産科 産褥

帝切及び産褥不妊手術患者に対するパルタン錠の使用経験

著者: 河辺昌伍1 野沢竹恵1

所属機関: 1新潟鉄道病院産婦人科

ページ範囲:P.323 - P.328

文献概要

I.はじめに
 腹式帝王切開術であるとか,産褥不妊手術とか妊娠子宮に直接メスを加え或いは手術のための麻薬の使用,或は腹壁の切開等の操作,術後の安静等は正常産褥に見られぬ一種のストレスであり,これ等は爾後の子宮の復故に対して悪影響を与えるものであることは,われわれの日常経験する所である。
 さて,内服用子宮收縮止血剤として提供されたPartan錠についての,正常産褥,人工妊娠中絶後の使用については,既に多数の報告があるが,これを前記の帝切や産褥不妊手術患者に使用し,対照側と比較した成績はない。依て,われわれは持田製薬会社より薬品の提供を受けたので,この点について調査したので報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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